Q. キナバル山は初心者でも登れますか?
A. 登山道が整備されているので、体力と気力さえあればどなたでも登れます。日頃の体力作りが大切です。山岳ガイドの同行が義務付けられているので、ガイドのアドバイスを受けながら安全に登山することができます。
Q. キナバル山のベスト・シーズンはいつですか?
A. 1年を通していつでも登山可能ですが、お花のベスト・シーズンは3-6月、10月後半から12月初旬と言われております。天候が安定するのは3-5月と言われております。但し、毎年の天候不順によりずれることがあります。山小屋が特に混み合うのは3-6月、7-9月となります。11月は日本人登山客のグループが増えます。
Q. キナバル山の登山許可は必要ですか?
A. 宿泊する山小屋の予約をされている方のみ登山許可が下ります。まずは宿泊施設の予約が必要です。宿泊施設の予約には通常返金不可のデポジットが必要ですので、お申し込み時に必ずご確認ください。
Q. 日帰り登山はできますか?
A. 現在は原則的に禁止されております。事前にサバ・パークス(公園管理局)に申請をすれば日帰りが許可される場合があります。
Q. 山岳保険はありますか?
A. キナバル公園本部では山岳保険の購入が義務付けられています。弊社のツアー・パッケージにもその山岳保険代が含まれておりますが、補償内容や金額が限られていますので、必ず登山もカバーされる旅行保険に加入のうえご参加ください。
Q. 登山にかかる所要時間の目安はありますか?
A. 登山口(ティンポホン・ゲート)から山小屋まで約6時間程度、山小屋から山頂まで約3時間~3時間半程度が目安です。人数や天候、体力により異なります。
Q. 酸素缶はコタキナバルやキナバル公園で購入できますか?
A. 酸素缶はキナバル公園の売店で購入できますが、在庫が無い場合があります。
Q.キナバル山はどれくらいの気温ですか?
A. キナバル公園(1,600m付近):20度前後 朝・夜は肌寒いです。
山小屋(3,270m付近):10度前後
山頂(4,095m付近):5度前後 風が強いと体感温度はもっと下がります。
Q. どのような服装がいいですか?
A. 登山口~ラヤン・ラヤン(約4km地点、標高2,702m)までは、動いている間は暑く感じるので半袖でも問題ないかと思います。それ以降は少しずつ冷えてきますので、何か軽く羽織るものがあると便利です。登頂アタックの際は風が吹くとかなり冷え込みますので、フリースやウィンドブレーカーなどの防寒対策が必須です。
Q. 登山装備のレンタルはありますか?
A. キナバル公園にてKoktas(コクタス)社が登山ストックの貸し出し(1本につきRM10)サービスを行っています。ただし、ストックの種類やコンディション、在庫数などは事前に把握ができかねてしまいますので、確実に使用される場合はご自身のものをお持ちいただいた方がご安心です。
Q. 登山中パスポートは必要ですか?
A. 登山手続きを行う際に必要になりますので登山当日は必ずお持ちください。
また、登山手続きを終えた後、受け取る登山IDはパスポートや貴重品とあわせて登山中は肌身離さずお持ちください。
Q. 他の登山者と同じパーティになりますか?
A. 弊社のツアーでは、特別に記載されている場合を除き1名様の場合でも専用山岳ガイドが同行しますので、登山中は他のお客様と同じパーティになることはありません。送迎は特に記載が無い限り混載送迎でのご案内になります。
Q. 登山に不要な荷物はどこかに預けられますか?
A. キナバル公園事務所に預けられます。預け荷物1つにつき、1泊あたりRM12です。
公園到着後に弊社スタッフにお知らせのうえ、現地にてお支払いください。
Q. 登山中、ポーターに荷物を預けられますか?
A. 登山口/山小屋間往復でRM140でお申込みいただけます。
ご希望の場合は事前にお知らせいただき、事前にお支払い、もしくは現地で直接お支払いください。山小屋/山頂間も追加でお受けすることが可能です。ご相談ください。
ビニール袋に入れて預けたりなど防水対策を行なってください。ポーターは自分のザックを持って来ているのでビニール袋に入れて預けても、ザックで預けてもどちらでも大丈夫です。なお、原則的にポーターは一緒に行動せず先に登りますので途中で荷物を取り出す・追加することが出来ません。一緒に歩いてもらう必要があれば事前にお知らせください。
Q. 山岳ガイドやポーターへチップを払う必要がありますか?
A.チップは強制ではありませんが、お気持ちとしてお渡しいただけるとガイドやポーターも喜びます。
山岳ガイド1名につきRM50-200が目安となりますが、パーティの人数が1~2名の場合はRM50、10名以上の団体の場合はRM200となります。ポーター1名につきRM30-50 が相場となります。
Q. ツアー中お金が必要になる場面はありますか?
A. 下山日に登山口に16時以降に到着となった場合、1時間ごとに登山ガイド延長料金RM15が追加で発生いたします。お支払いは登山ガイドに直接お渡しください。その他にポーターや公園事務所での預け荷物代、追加で購入する飲食費などがあります。
Q. 登山当日はどこで水や行動食を購入することができますか?登山中で水を補給する場所はありますか?
A. キナバル公園の売店、ラバンラタ・レストハウスの売店で飲料水やお湯を購入することができます。登山道には水の補給場はありません。
また、パナール・ラバン・ホステルに無料の給水器があります(2020年7月時点)
山小屋の売店ではソフトドリンクやホットドリンク、ビール、ちょっとしたスナックやチョコレートが売られています。スナックなどの種類は少ないので登山前にご準備されることをお勧めします。
Q. 山小屋では寝袋は必要ですか?
A. ラバンラタ・レストハウス、パナール・ラバン・ホステルでは毛布、ペンダント・ハットでは寝袋が提供されます。寒い場合にはラバンラタにて有料で追加の毛布を借りられますが、数が足りない場合がありますのでお早めにガイドにお伝えください。
Q. 登山途中にトイレはありますか?
A. 登山口から山小屋間には7箇所シェルターがあり、シェルター毎にトイレがあります。山小屋から山頂間には1箇所あります。トイレットペーパーはありませんのでご持参ください。
Q. 山頂でガスバーナーは使えますか?
A. 登山中ガスバーナーの使用 は禁止されています。山小屋でお湯を購入できます。
Q. 高山病が心配です。どういった対策がありますか?
A. 4,000mを超える標高のため、高山症状が出る場合があります。高山症状は高度を下げれば改善されます。
高山症状は、頭痛、食欲不振、眠れない、吐き気、放屁、手足などがむくむ、などです。
登山出発前は、しっかりと体調を整え、睡眠をとる、登山中は水分をたくさん摂る、意識的に腹式呼吸を行う、ゆっくりとしたペースで登り身体を慣らせる など‘が大切です。体調が優れない時は山岳ガイドに必ずお伝えください。
高山病になりやすい方はコタキナバルの町中の薬局で「APO-ACETAZOLAMIDE」という薬が売られています。日本では「ダイアモックス」として知られている高山病予防にも使用できる薬です。必ず、薬剤師さんに相談してから購入されるかご判断ください。
Q. 山小屋にコンセントやドライヤーはありますか?
A. コンセントはありますが、コンセントの穴は3つ又BFタイプになるため、変換プラグが必要です。また、コンセントには限りがあるためご宿泊される皆様と譲り合ってご利用ください。ドライヤーはありません。
Q. 山小屋でシャワーを浴びることはできますか?
A. シャワー設備はありますが、基本的に水シャワーになります。山小屋は寒いので、水シャワーを浴びるのはおすすめいたしません。また、雨が少なく水不足の場合は、水の利用に制限がかかる場合があります。
Q.万が一リタイアしたい場合はどうすればいいですか?
A. 登山を中断される地点によって対応が異なります。
山小屋に着く前に中断される場合は登山口に引き返す、中間地点のラヤン・ラヤン・シェルターで休む、もしくは山小屋までの距離が近い場合は、山小屋に行くこともあります。
登頂アタックの際に中断される場合、サヤ・サヤ・ハットやどこか座って休めそうな場所を見つけられればそこで同行者が下りてくるのを待機する、もしくは山岳ガイドと共に山小屋に戻り、その間同行者は他の山岳ガイドに同行をお願いする場合もあります。
中断地点や天候、お客様の体調などによって対応は変わってきますので、現場で山岳ガイドとご相談ください。言葉でのコミュニケーションに問題がある場合には山岳ガイドから弊社スタッフに連絡が来ます。
Q. 登山中、怪我や疲労のため自力で下山できなくなりました。救助はありますか?
A. 必要な場合にはレスキュー隊(MOSAR/Mountain Search and Rescue)を呼ぶことが可能です。距離や重さによって費用が異なり、場合によってはRM2,000程度かかることもあります。
原則的に現金でのお支払いになりますが、持ち合わせていない場合は、弊社にクレジットカードでお支払いいただき、弊社からMOSARに支払うことが可能です。
Q. 悪天候で登頂できませんでした。返金はありますか?
A.誠に恐れ入りますが返金はありません。何卒ご了承ください。
Q.送迎の時間は決まっていますか?
A. 登山日は、朝06:00-07:15の間にホテルにお迎えいたします。
下山日の送迎は、キナバル公園15:00と16:30発を基本としておりますが、当日弊社のツアーに参加されている皆様の下山予想時刻を踏まえて、上記の予定時刻を早める・遅らせる場合があります。下山後、キナバル公園にいる弊社のスタッフに送迎時刻をご確認ください。但し、お客様のご都合により早くコタキナバルに戻りたい場合、下山が大幅に遅れた場合などは追加送迎料金がかかります。
Q. 忘れ物があった場合にはどうしたら良いですか?
A. 弊社の日本語緊急連絡先、あるいはメールにて早急にご連絡ください。お申し込み時に出発フライトなどの詳細をお知らせいただいているとその後の対応がスムーズです。但し、携帯電話や財布などは出て来ない場合がありますので、十分にご注意ください。
Q. 登頂証明書を失くしてしまいました。再発行できますか?
A. 再発行は追加料金にて手配可能です。お客様のフルネームと登山日をお知らせください。配送料が別途必要になる場合があります。
Q. 山岳ガイドに撮ってもらった写真が欲しいのですが、どうしたら良いでしょうか?
A. 山岳ガイドのお名前をお知らせいただければこちらで確認することは可能です。現場で連絡先を交換してその場で送ってもらうのが確実です。後日になった場合、ガイドとの連絡が取りづらくなり時間がかかる場合があります。
Q. 登山ツアーに参加する場合、コタキナバルのホテルはどこからでも迎えに来てもらえますか?
A. コタキナバル市内とはタンジュン・アル周辺から市内中心部のジェッセルトン・ポイントまでとなります。小さなホテルやゲストハウス、エアービーアンドビー(Airbnb)にご宿泊のお客様は近くのホテルや目印となる場所からのピックアップになる場合がございます。また、お申込みが遅い場合やホテルのご連絡が遅い場合にはこちらからピックアップ先を指定させていただく場合がございます。
Q. ツアーに申し込んだ後、なぜ事前にパスポートコピーを送らなくてはならないのでしょうか?
A. 弊社では登山手続きの一部を事前に済ませることで当日の手続きの時間を大幅に短縮しております。パスポートのご送付がない場合には当日ご自身にて登録フォームのご記載をお願いすることになり、登山開始時間が大幅に遅れる恐れがございます。